nend

アドネットワーク広告のサービスサイト

Overview概要

制作日:
2018/07~2018/10
プロジェクト:
サービスLP
担当領域:
企画、UI設計、webデザイン、htmlコーディング

アドネットワーク広告サービス【nend】のサイト全面リニューアルを実施しました。
toB向けサービスとしての信頼性と親しみやすさを両立させるべく、デザイン制作を行いました。

Problem現状の課題

Missionミッション

Problem現状の課題

当時、nend自体の売上やサービス自体を取り巻く環境の変化によって、事業はある意味正念場を迎えていました。
改めてnendとはどういうサービスなのかと問われた時に、誰の何の課題を解決するサービスか、どんな価値を提供できるサービスなのか。ここが置き去りになっていると感じた時、その課題がクリアになれば、ユーザーとどのタッチポイントでコミュニケーションしても、同じ価値観に基づいた体験が得られる=nendとしての強力なブランドになる、と踏みました。

旧サイトデザイン:

Missionミッション

上記の発想を起点に、より重厚なコンテンツとして成立させるべく肉付けをするため、営業部長やPMにヒアリングを敢行しました。
それよって出てきた、サービスイメージの言語化されたキーワードを因数分解し、ビジュアルとして再構築。

そして最終的に、LPを以って【事業の方向性の啓蒙・提供価値の視覚化】という役割を持たせることを自らのミッションと定めました。

  • サイトマップ:
  • ワイヤーフレーム:

Approachアプローチ

必要と感じていたのは、まずもって顧客がnendになにを期待するか、nendが顧客にどう見られたいか、という観点です。
これらを体現するブランドの価値やコンセプトを、デザインにどう落とし込むかを練った結果 “ Win-Win-Winの関係” 、“アプリ顧客にコミットする”という方針を発想の起点に、広告主とメディアをそれぞれの”街”に見立てた、シミュレーションアプリをイメージした世界観を構築することにしました。

以下は、サービスの新世界観を自分なりに言語化してみたものです。

広告主とメディアをそれぞれの"街"を行き来するトラックがnendです。
トラックの荷台には、様々なモノを積んでいます。
モノとはなんでしょうか。
「機能」とか「価格」はもちろん積んでいるでしょう。
あるいは「体験」とか「価値観」なんかも積んでいるはずです。
トラック自体は、決して大型ではなく、高級車でもありません。
しかし、nendトラックは確実に届けるべきモノを届けます。届けることによって、それぞれの街は活気づきます。
その活気に呼応するかのように、街の住人は元気に街を行き交うようになってくるでしょう。
街の住人とは消費者です。彼らが元気になれば、それぞれの街もきっと発展していくのだと思います。

すべてが一つにつながった世界で、みんなが豊かになっていくことを目指すnendを体現できるモチーフとして、街づくりアプリの世界観こそふさわしいと考えました。

デザイナーという、事業売上などに直接的な貢献ができない人間が、より当事者意識をもってプロダクトに向き合えるという観点で、ボトムアップで問題提起をし、改善実行までを行えたことに大きな意義がありました。